事務局からのお知らせ

2017年12月9日: シニアの方々の声を聞かせていただきました

2017年10月11日: アンケート調査へのご協力の御礼と「高齢者雇用企業事例集」発行のご案内

お仕事紹介

2018年05月1日: 駐車場の管理

2017年12月16日: 賃貸物件の退去立会い

2017年12月3日: 学生寮 管理業務

「シニアの生きがい就労」へ向けた新しいモデル創生へ賛同を


この度、富士見会として、厚生労働省の委託事業「就労支援団体育成モデル事業」の企画競争に入札し、採択を受け受託しました。このプロジェクトは民間企業のOB会を、高齢者に就業機会を提供する団体として育成するため、その実施モデルを作成することを目的とした厚生労働省の委託事業です。すなわち、3年間の受託期間に富士見会会員への就業機会の提供活動を推進し、その中で企業OB会の可能性、問題点等を抽出し、今後のビジネスモデルを構築するものです。厚生労働省とともに、社会的課題である高齢者問題に「何が出来るか」「何が必要なのか」を問いながら新しいモデル創生を図りたいと考えております。さて、わが国では、2015年に高齢者比率27%であったものが、2040年には、総人口が1億人に減少し、そのうち高齢者人口は4,000万人に及ぶと推定されています。この様な社会では、社会的意思決定への高齢者の影響が極めて大きくなり、「老人の、老人による、老人のための政治」になりかねません。その様な社会を正常に是正するには、シルバーデモクラシーへの責任と自覚を持つことが必要であり、その為の基盤として高齢者が可能な限り働くことが出来る雇用環境を作り、働くことを通して社会との関わりを維持することが必要条件になると考えます。また、我々高齢者自身も「稼ぎ」のための労働から、年齢を重ねるにつれ、自らの価値基準に合わせた「務め」を果たすことへ転化しなければならないことも明らかです。その務めの方向は、私どもが就業してきた建設産業のみならず、全ての産業、公共事業に関する分野で

活動目的1 社会に貢献する活動

2 後進を育てる活動

3 健康寿命を延ばす活動(生涯現役生活)

であり、後進が創造する豊かな未来を共に構築する一員であり、支援者でありたいと考えております。今日まで、私は富士見会の運営理念を「よりゆっくり、より近くへ、より曖昧に」と提案し、会員相互の親睦を中心に据えて運営してまいりました。その基本方針は不変と考えますが、社会的課題であるとともに、我々会員一人一人の課題でもあるシルバーデモクラシーへの責任と自覚の第一歩になることを期待して本プロジェクトに参画することにいたしました。富士見会会員の皆様をはじめ、前田建設グループ役職員の皆様にも本プロジェクトへの賛同とご協力を頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

富士見会への期待

日本では、高齢者がどのような生活を望むのかという問いのヒントとして、65%以上の方が「70歳を超えても働きたい」と考えているという調査結果があります。これは、世界各国と比べると圧倒的に高い水準です。現在、会社を退職された高齢者等が、社会貢献や生きがい就業といった観点から、退職前などに培った知識や経験などを発揮して頂く仕組みとしては、「老人クラブ」、「社会福祉協議会(社協)」及び「シルバー人材センター」等があります。しかし、これらの制度は、地域との関わりを前提としたものであり、会社生活を通じて得た先輩、同僚、後輩といった会社の仲間とのつながりを持つ元会社員などにとっては、自らの活躍の場として位置づけづらいといった意見も聴かれるところです。そこで、必要となるのが「民間の力」です。会社生活を共にした会社仲間からなる企業のOB・OG会を活用し、その民間の専門性を活かして、プロジェクト型やワークシェアリング型などの働き方の新しいモデル創生ができるでしょう。企業のOB・OG会にいる優秀なシルバー人材が、定年後も就業し、知識や経験を活かす機会を得ることが就労支援団体育成モデル事業の狙いです。今回、そういった狙いの中で、国の先行モデルとして富士見会を選定させていただきました。
国が本事業を通して富士見会に期待することは2つです。まず一つ目は、元管理職や現場の職人など多様な人材に繋がっている点については富士見会の強みであり、これにより高齢者のための新たな多種多様な就業機会が創生されることが期待されます。二つ目は、建設業という高齢者に馴染みにくい産業において、シルバー人材をどのように活かすかを検証頂けるという点です。建設産業は慢性的な人手不足です。一方で地域社会インフラの保守という重要な使命もあります。この分野で高齢者を活用することにより問題解決への可能性が高まります。高齢者が安心して生きがいを持って働ける社会を作る上で重要な役割を果たすのが就労支援団体育成モデル事業です。富士見会と共に、ゼロからつくりあげるプロジェクトですから、試行錯誤しながらモデル創生に取り組みたいと考えております。官民で協力し、実りある事業にしていきましょう。